2016年4月から、いよいよ家庭向けの電力小売りが完全自由化されます。
現在は一般電気事業者（北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、 関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力の10社）が地域ごとに独占的に電力を販売しており、決められた事業者からしか電気を買うことができません。
これが電力自由化により、一般家庭でも電力の購入先を自由に選ぶことができるようになるのです。
例えば、東京のマンションに住んでいる場合は、現在は東京電力としか契約することができません。
これが、電力自由化が実施されると、東京のマンションでも関西電力から電気を買うことができるようになるのです。
また、「新電力」と呼ばれる事業者と契約することも可能となります。現在でもビルや工場などでは新電力各社と契約することができますが、これが一般家庭でも新電力各社から電気が買えるようになるのです。
電力自由化が始まると、電力各社のさまざまな料金プランを比較して、各家庭にとっておトクな事業者と自由に契約できるようになり、電気代を節約できるようになることが期待されています。